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わたしの毎日

NZ滞在記、締めくくり

いよいよ日本に帰る。

 

オーストラリアからNZに戻り、

最後に南島をぐるっと廻り、

きれいな雪景色と空気を心と身体にしみわたせて、

たくさんの学びを得た南島にお礼を言い、

色んな “ 始まり ” の場所であるオークランドに久しぶりにやってきて、

会いたかった人、お世話になった人たちにあいさつをし、

今は日本に向かう飛行機の中。

 

あ〜〜本当に帰るんだな、日本に。

 

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改めて、この一年で得たこと、学んだことは何だろう。

 

一番に頭に思い浮かぶことは、

『自分が幸せになることに責任を持つ』という気付き。

 

数ある学びも、どれも突き詰めると最終的にはこのひと言に行き着くのかなとも思う。

 

来る前は、この一年で自分にとっての『何か』を見つけるんだと意気込んでいた。

というか、行くからには何か達成しなければならない、何か見つけなければならないと、誰に言われたわけでもなく勝手に感じていたプレッシャーの類。

どことなく社会全体に広がっているその『ねばならない』空気にとらわれ、自分で自分を苦しめていた。

ワーホリに関することに限らず、生活のあらゆる瞬間に張り巡らされているその視線に。

自分発信ではなく、他人発信のその視点に。

 

でも、いざ “ 外 ” に出てみると、

世界はどこまでも広くて、自由で、寛大だった。

価値観がひっくり返る、と言うよりは、価値観のキャパが大きく拡がったという感覚。

とても小さい枠の中でもがいていたことが何だったんだろうと思う。

 

そう、世界はどこまでも自由だった。

自由とは、『自らの選択や意志に従い、責任の上に行動すること』だと思う。

まさに、自ら(みずから)に由る(よる)。

世界に目を向けると、みんなそれぞれ自分の人生にフォーカスしてる。どうやって生きるか、どうやって自分を幸せにするかに。

誰かのために、ではなく、自分のために生きている。

自分の声に素直に耳を傾け、それを行動に移すこと。

そんな空気や価値観が、とても自然な形で拡がり許されている社会の中で、自分を大切にする練習を繰り返しできたことを、ただただありがたく思う。

そして、そんな環境を選べた全ての巡り合わせにも。

 

自分は自分。
それ以上でも以下でもなく、『わたし』。
偽る必要も、とらわれる必要もないんだな。

 

覚悟と責任の上に成り立つ自由な人生・広い世界を、どこまでも楽しめる自分でいたいなと。

前は自信がなくて小さかったその気持ちに、正直になり、その軸を太くしなやかに育てることができたこと。

これがこの一年で得た一番大きなもの。

 

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何になるのか?

何を成し遂げるか?

どこに行き着きたいのか?

 

それを考えることはきっと大事で、これからも探す努力はし続けたい。そこに向かって向上し続けていきたい。

 

でも、フォーカスすべきはそこじゃない。

 

そこに向かう道中を楽しめる自分でいたい。

そこに向かう過程を味わえる自分でいたい。

そこに向かう間に出会う景色や仲間を大事にできる自分でいたい。

 

自分自身に対しても、近くにいてくれるまわりの人に対しても、

どんなこともまるっと受け入れられる自分でいたい。

 

行き着きたい場所が見つかっても見つからなくても、どこにいて、何をしていても。

ありのままのわたしを受け入れよう。

そんな『今のわたし』を見つめよう。

 

そして、この世の中は、それが許されているんだよってこと。

どこにいようと、何をしていようと、

そこに責任と覚悟をもってさえいれば、何でも大丈夫だね、きっと。

 

『ねばならない』の枠から出て、思いっきり『わたしの人生』を楽しみなさい。

 

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この一年、どの出来事も鮮明に思い出す。

わたしの宝物。

この毎日から得たものを、わたしなりの形で、自分に、周りに、還元できたらいいな。

 

書きたいことも整理したいことも山ほどあって、でもひとまずは、今のこの気持ちを記録。

 

これから先、また迷い、気持ちを見失うこともあるかもしれない。

でもそんな時は、深呼吸して、自分の軸にまた戻ってこられるように。

折れないことが大事なのではなく、その振れ幅を糧にして、また中心に戻れるしなやかさを身につけていられるように。

 

いざ。新たなステップの始まりへ。

 

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