恥を捨てて、書く
いかん、このままでは後退していく一方だ!
と思った。
正直、仕事が嫌でたまらなかった
なんで行かないといけないのか
そう思うい続ける自分にも、仕事にも、相手にも、いらいら
その結果、そんな自分の行動を顧みて、誤った金曜日
でも、ふと思う
私はなんで謝るような仕事の仕方をしているのか
前進したくて、成長したくて、生きているはずなのに
掴んでいる感情は、
仕事いやだ いきたくない
なんでこんなことしているんだろう
またこんだけ溜まってしまった
いやいや私に聞かないでよ
そんなこと知らないよ~
したいことはたくさんあるのに、こんなことしている場合じゃないのに
仕事しているからできないんだ
本当はここでこんなことしているような人間じゃないぞ(ある意味すごい自信だね)
もっと高みを目指しているんだ
いつまでここにいるんだろう
なんて無能なんだ 恥ずかしいな
私がいることでみんなに迷惑かけているんじゃないか
もっと優秀な人はたくさんいるだろうに
ああ出るわ出るわ、ダークサイド
ダークサイドにいると気づいていながらも
その気持ちを一瞬一瞬掴み続けている限り、
つまりはそこに居続けるということだ。
* * * * * * * *
金曜日の夕方、
そんなぱんぱんな感情のまま外に出てみると、
やさしい風が吹いていて、
かわいい花が咲いていて、
車は何びゅんびゅん走っていて、
人は笑いながらあるいていて、
あっれー、
あの小さな空間の、『わたし』という小さな頭の中で、
わざわざイライラの種をつかみ続けていることが
すごくこっけいに思えて、
ふっと力が抜けた。
掴んでいるときは、必死
自分を守るため、そうやって正当化するために、必死。
* * * * * * * *
毎日、時間に追われて、前しか見ずに自転車飛ばしている道も、
じっくりゆっくり歩いてみると、
そこら中に花が咲いていて、
いかにミクロしか見ていないかを痛感した土曜日。
こんなにも <ある> のに、
わざわざ小さなポイントばっかり拾い続けていたなって。
あるじゃーん!と力が抜けた土曜日。
* * * * * * * *
自分の思考は自分のものであって、
自分で決めることができる。
感情も、考え方も、自分で選択できるし、解釈できるし。
じゃあ、なんで掴み続けているのか?
そこを理由にしていたいだけ。
仕事があるから
仕事がしんどいから
仕事で疲れているから
仕事で時間がないから
そうすると、
自分は被害者になれる
自分は被害者でいれる。
被害者の沼にいると、楽だもんな。
世界には、
沼もあるけど、
花畑もあるし、山も川も畑も田んぼもあって、
動物も虫もいて、
広い広い空が広がっているのに。
沼にいると、沼の泥しか見えてこない。
時間に追われていると、時間をこなすことしか見えてこない。
俯瞰して、広い目で見て、
行きたいところも、
感じたいことも、
時間の使い方も、
自分で選べばいいだけなのに。
ときどきは沼にはまって泥だらけもいいけどさっ。
* * * * * * * *
勝手に力んで掴んで必死になっていたけど、
手を放してみると、
あっれー、なんだったんだろうと思う。
被害者でいたかったんだ。
まあそんな自分もかわいい、良しとしよう。
だけど
いや、だから
ずっともやもやしていたんだ。
かんたん、かんたん、手を放すだけ。
金曜日の夕方
土曜日の朝の散歩
日曜日の映画と本と友との会話
コロナでぽっかり空いた週末の予定たち
おかげで、マクロの世界を見つめる時間ができて
きっと、全て良し。
エネルギーは、ごきげんでいることに向けていきたい。