東京時間
10 / 2 〜 4
東京で過ごした三日間、全てが繋がりあって、付けた実があっという間に成熟するかのような、そんな時間になった。
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東京に行ったわたしの意図は、
『自分の人生を生きるための地固め』
もしくは、
『地固めして自分の人生を生きる』
というもの。
言い方で少しニュアンスが異なる気もするが、キーワードは『地固め』、『自分の人生を生きる』。
この三年間で、時間を掛けてそぎ落としてきたもの、育んできたもの、じっくり見つめたもの。
『今のわたし』として、それらの集大成になった気がする、この夏のあれこれ。
少しづつ耕してきて、ようやく自分らしい土にできてきたからこそ、これから花咲かすためにも、今ここでもう一度しっかり整えて水をあげておきたかった。
でも、行ってから気付いた。
みんなと意見や気持ち、状況をシェアする中で、地固めも、自分の人生を歩き始めることも、もうできてるのかもしれないって。
そう思える自分になれていたことは、とても嬉しかった。
一生懸命育ててきた土。
掘ってみたら、ちゃんと栄養が詰まってた。
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ずっとやってみたかったトランスフォーメーションゲーム。
『カードが教えてくれる』というのは、フィンドフォーンに行ってからつくづく思い知らされていることで、面白いぐらいそのときぴったりのメッセージをくれる。
手段としてカードを使うものの、必然ともいえるカードのメッセージに引き合わせてくれている大きな存在に感謝。
今回、わたしが最初に引いたカードは、exploration (未知への探検・探求)。
そして、inspiration(ひらめき) 、expansiveness (拡張、展開)、patience (忍耐)、play(遊び、動き) と続き、最後に、courage(勇気)。
まさに、これから自分の人生を歩くにあたって未知への入り口に立っている今。
自分を信じ、直観やひらめきをもって展開していきなさい。
ときには遊びながら、花開くのを楽しみに待ちなさい。
勇気をもって進みなさい。大丈夫だから。
言葉並べになってしまうようだけど、ほんとうにそんなことを言わんとするようなメッセージたちに、もう、感服。
このゲームの大事な部分は、内容はさることながら、実は最初に決める意図だったりする。
自分がどうなりたいか、どう在りたいか、
それを決めた時点で、もう決まっているのだ。
ゲームは、そう決めた背中を押してもらうための答え合わせのようなものかもしれない。
そう。
いつだって、
自分がどう在りたいか、
どこに向かいたいのか、
意識することが大切。
そうやって、内なる自分と繋がって会話しながら舵をとる。
舵取りが楽しいときでも、難しいときでも、広い海を俯瞰しながら、自分の心地良い漕ぎ方を探して進んでいく。
ちょっとぐらい違う方向に進んだとしても、そこでの景色を味わってまた戻ってこればいい。
そのときに大事なのが、『自分の心地よさ』を見つめること。
と言うより、何をしていようと、どこに向かっていようと、やっぱり『自分の心地よさ』を追求することが大切で、もしそれを見失ったとしたら、それは生きる味わいを見失ったのと同じなのかもしれない。
でも、もし心地よさを見失ったとしても、『そんな自分をも包み込める大きな視点の自分』がいたら、それでいい。それがいい。
そうやって、自分と、周りと、自然と、地球と、できごとと、目に見えない大きな力と、調和して共鳴して生きていく選択をできたなら、きっと、より一層穏やかに満たされた世界が待っていると信じられる。
というか、そんな世界はいつも優しく手を広げてすくそこにいてくれている。
私たちが気付くかどうか、だけなんだ。
そんなメッセージが至る所にちりばめられて、そのかけらが繋がり合ってひとつの形になり、嬉しい充実の時間となった今回の旅。
これからのわたしは、
自分を見つめて、信じて、味わって、
『わたしの人生』を生きていく。