世界中を行き来できる今だからこそ
去年の7月に行ったフィリピン・ボラカイ島。
新聞を見ていたら、観光客増加による環境被害で、受け入れを断らざるを得ない状況らしい。
白い砂、透き通った海に感動したと同時に、
右を向けば地元の方の生活が見て取れ、左を向けば観光客向けリゾート施設が立ち並ぶ様子は、違和感しかなく、ここにリゾートを味わいに来る意味を考えた時間でもあった。
これだけ自由に世界を飛び回ることができる時代となった今、そこに付随する “あれこれ” は切っても切り離せない。
観光に限らず、その国がその国であるためのあらゆることに関して。
来てもらえるから成り立つ地元の生業があり、文化や生活を直接伝え、世界に知ってもらうことができる。
実際に行くことでその土地の空気を肌で感じ、得られる学びや経験がある。
来てくれるがために、壊れてしまう環境や伝統があり、行ったがためにそれを助長する一人になる可能性がある。
でも、こんな時代だからこそ、海や地域を超えて助け助けられ、救い、守れるものもある。
政治や経済に疎いわたしは、詳しいことや細かいことまでは考え及ばないけど。
光と闇は表裏一体だからこそ、“この世界” に生きる一員として、まずはそういうことに少しでも関心を持ち、どう行動したらいいのか考え巡らせるひとりでいたいと思う。
個人的には、どこかに行って、実際に見て、触れて、感じることが大好きだから。
だからこそ、その時その場所での自分に責任を持って行動したいなぁと思う。
より一層互いが互いを尊重し合えた上に成り立つ社会を目指せるように。
(7月半ばの新聞記事。なかなかアップできずにいたため、今現在の状況とは変わっているかもしれないが。)