砂浴
簡潔に言えば、一日約八時間、砂浜の砂に体を埋めるというもの。
前日の夜は東城百合子さんの『家庭で出来る自然療法』(砂浴の項) を読みモチベーションを上げて。
(http://www.geocities.jp/tbcby865/haisetsuno-kagaku/Sunayoku_detokkusu/Shizen_ryouhou.htm)
暑くも寒くもなく、9月に入ってからは久しぶりという晴天の中、さっそく砂へ。
鳴門の砂はとてもきめが細かくて、気持ちが良い。
とは言え、実際に砂を掛けられ砂に埋もれた状態の心情は、『お、重い。つ、つらい。』。
予想外の重さと、身動きとれない状況、デトックス効果の現れとして出てくる痒みやしびれ感に、発狂しそうになる。
八時間のうち、およそ前半はそんな状況とたたかっていたかも。
でも、後半、『砂さん、わたしの中に溜っているものを受け入れて吸い取ってくれてありがとう!』と言い続けていると、次第に身も心も穏やかに落ち着いてきて、心地良くなってくる不思議。
砂が受け入れてくれたような感覚。
最後には、もうちょっと入れるかも?とさえ思えてきた。
大地に抱かれている感覚、とまでかっこよくは言えないかもしれないが、砂との一体感は少しだけ感じられたような気がする。
そんな経時変化が面白かったなぁ。
そんなこんなで、長いようであっという間だった八時間。
ゲストハウスに戻り、熱いシャワーを浴びて、オーナーさんが用意してくれた体に沁み渡る美味しいごはんで最高のリラックス。
今は帰りのバスの中。
身体はまだまだじんわりあったかく、軽くてすっきりしてる。
砂浴後のデトックスは、3日程度をピークに一週間〜10日ほど続くらしい。
すでに全身至るところが痒く、つらいやら嬉しいやら。
断食、もしくはそれ以上のデトックス効果があると言われている砂浴。
これからの反応がとても楽しみ。
(オーナーさんの美味しいごはん)