反省と、感謝と。
一難去って、また一難。
(正確に言えば、“ 難 ” ではない。とてもありがたい、幸せな話。)
辞めようと思っていたジャパレス。
辞めるという前提で新しく入ることが決まったカフェでの仕事。
カフェの面接を受けた時には、ジャパレスは本当に辞めるつもりだった。
だから、そう伝えていた。
ここはわたしとカフェボスとのやりとりの取り違いで、
カフェボスは、自分のスタッフが、小さな町の同業者であるジャパレスとこのカフェを掛け持ちすることには心苦しいらしい。
(カフェと言っても、お寿司を置いているという意味で同業者。)
だから、ジャパレスを辞めてうちに来てくれるのならってことだったようだ。
トライアルでわたしの働き方を見て、この子であればフルタイムで雇いたいと思ったとも。
ただ、これはわたし側の気持ちに変化が起こってしまったことで。
というのも、辞めると伝えたあと、ジャパレスはジャパレスでだんだん慣れてきて、これはこれで良い経験になるなと思えてきて。
日本語、そしてキッチンという状況ではあるけども、やっぱりこっちも好きだなと感じるようになってきている。
何より、人手が足りないことが目に見えているから、これからはカフェの仕事をメインにするけども、体力に余裕があるときには夜にジャパレス入ってもいいなと決めたの。
カフェでのシフトを優先して、そのあと、余裕がある日だけであればということも伝えた。
ワナカに来る、来てもいいんだというきっかけをくれたという恩もあるし、無理はしないけど、自分のできる範囲でできたらいいかなと。
前の記事にも書いたように、自分の心の移り変わりや感じ方を、素直にジャパレスの方に伝えたことで、ジャパレスとの関係は良い風に変わってきているように感じる。
もちろん、ジャパレスも人手が足りていないけれど、わたしの気持ちを汲み取ったうえで、掛け持ちのサブとなることを了承してくれいている(と思っている)。
そもそもは、ジャパレス側とわたしとの思い違いから始まったことであるにしろ、今となればわたしのことを優先して考えてくれていることに、ただただ感謝の気持ちでいっっっぱい。
でも、そのことを改めてカフェボスに伝えたら、わたしに対してボスの考えてくれていたプランとちょっと違ってきちゃったみたいで、ショックだったみたい。
これから忙しくなってくる時期だから、できるだけたくさんのことを教えて、カフェの中心になっていってもらいたかったからって。
掛け持ちしているとなると、あなたの体力が心配になっちゃうからって。
過去にも、このカフェとジャパレスを掛け持ちしていた子がいて、色々あって大変だったんだって。
まず、わたしに対してそう思ってくれていたことが素直に嬉しかった。
カフェボスの優しさや思いを知ることができて、申し訳なかったと思うのと同時に、とても幸せでありがたい気持ちになった。
あまり深く考えず、掛け持ちすることを軽く考えていたことに、反省。
カフェボスに、相談というか報告しなかったことを、反省。
でも、今のわたしの素直な気持ちは、、
ジャパレスのみなさんや、キッチンの仕事、
カフェでローカルの人たちの反応を直に感じながら働ける環境、
どっちも好き。選べない。二股する人の気持ちが分かる。
こんな優柔不断はよくないのかもしれない。
ちゃんと決めた方が、自分にとっても周りにとっても良いのかもしれない。
でも、とりあえずやってみる。
今のわたしには、両方ちゃんとできるかな~という不安はあまりない。
今心配しても仕方ないし、やってみて、ダメならその時に考える。
またまた周りにたくさんの迷惑をかけているのかもしれない。
ただただ自分勝手なだけなのかもしれない。
二頭追うもの一頭も得ず、なのかもしれない。
でも、二頭追って、二倍の幸せを手に入れられた。(と思っている。)
だって、より多くの人との出会いや、楽しみを知ることができたから。
自分の、『やってみたい』気持ちに素直に行動したからこそ、後悔はない。
行動したから納得できたし、学べたことや感じられたことがたくさんある。
今のわたしには、どちらも大事で、どちらも大好きなわたしのフィールド。
期待を裏切らないように、やってみよう。がんばってみよう。
走ってみて、つまずいたら、その時に考えたらいい。