秋風
たぶん、あの雨の日を境に、暑い暑い夏が終わって、季節がまたひとつ進んだ。
季節の変わり目にいつも感じることは、
窓から見ると、同じように“晴れ”ているのに、
見える景色の表情がなんとなく違って見えるのは、何とも不思議な感覚だなぁと。
時間や季節が進んでいること、流れていることをふと思い出させてくれる季節の変わり目が、いつも変わらず大好きだ。
あんなにひーひー言ってた夏も、今となればいい既に懐かしくて、勝手だなぁと笑える。
最近は、“ 色んなことが、よく分からない ” ということが判って、頭の中も心の中もごちゃごちゃしてる。
だからこそ、確実に分かるのは、
今、ここ、自分だけなんだなぁと実感していることも、また事実。
しばらくは、この秋風みたいに、
ただ吹くままに流れていたい。